『ガルシアの首』wiki
世の大抵の人は、この世に何かしらの未練を残して死んでいくことになるだろう。
もし自身の能力、意思をはるかに超えて事を成してしまったら、あとは死ぬほかにないのではないか。
復讐に次ぐ復讐、最後はある意味ハッピーエンドかと思う。
『レポマン』
まさにB級!そして非常にアメリカらしい映画。車、銃、でかいスーパー、理解できない隣人、かみ合わない会話(それを意図したセリフだったとしても、字幕の翻訳は最悪だ。)。
『バス男』の主人公ナポレオン・ダイナマイトの元ネタは、本作の主人公の幼なじみなのではないだろうか。冴えないビジュアルがとにかくそっくり。
あと、車のトランクを開けると、強烈な光線が照射されて、人が蒸発する。これは『キッスで殺せ!』が元ネタだろう。
『とらドラ!vol.1~9』wiki
作中に大人というか、社会的必要性から役割を演じられる人物が皆無なのが気になる。
大河の親、龍二の親、それから担任の先生は自身の欲望に忠実で、子どもの指導役を演じる気がまるで無い。生徒会長だけが社会(学校)を統率する役割を自覚していたが、大河によって本音を引き出されて途中退場してしまった。
本性が出る、本音で付き合うことは悪いことではないし、それが作品のテーマだとは思う。いかにもアニメ的天然の実乃梨が、回が進むに連れて、本性を出さざるを得ない状況に追い込まれていくのは面白かった。ただ生徒会長と実乃梨の被っていた化けの皮には大きな違いがある。
個人が欲望のままに行動したら、社会は回らなくなるし、次世代の成長もない。ある程度は役割を演じることも必要だ。演じるな、本音で付き合え、ということだけが作者の実感だとしたら、それはまずいと思う。